2014/12/30

今年の点検と反省

今年も主にハードオフで、やたらめったらゲームを買った(買ってしまった)ことなどの点検と反省。

2014/12/12

Retron5に関するメモ

他所様のRetron5のレビューをぼんやり眺めていたりしたが、興味のある部分がハッキリとしなかったので買ってみて調べたことのメモ書き。

2014/12/11

スーパーカセットビジョンのコントローラーを考える

別の記事を書こうと何気にダッシュボードを覗いてみたら、「スーパーカセットビジョン コントローラー 改造」というキーワードで検索されてきた方がいらっしゃったようなので、面白そうだからメガドライブなどのセガ系パッドか、MSXなどのパッドを接続する回路を考えてみた。

「違うんだ!スパカセのコントローラーを改造して別のゲーム機に接続したいんだ!!」ということではないよね・・・多分・・・。

いつものことながらEnriさんの解析資料を参考にさせていただきました。

2014/12/07

PlaySoniqに関するメモ

MSXでセガマークⅢ・セガマスターシステムのゲームが遊べちゃったりするPlaySoniqを今更買ってみたが、発売から5年近く経っているのに思っていた以上に情報が乏しいので、調べてみたり遊んでみたりしたことのメモ書き。

2014/11/17

アルカノイド用コントローラーに関するメモ

ファミコン版アルカノイドⅡのパドルコントローラー回路を調べてみた。
毎度の事ながら回路図はチェックしていません。

 (以下メモ)

2014/11/10

COLECOVISION FLASHBACKを買ってみました

今年の春くらいに発表になってからずっと注目していた、「COLECOVISION FLASHBACK」を入手したので調べた事や、レビューみたいなもののメモ書き。

2014/11/04

ゲームボーイを壊して直して

あれば便利と思ってマルチACアダプターを購入してみたが、案の定極性間違えてゲームボーイを壊してしまった事の顛末。

2014/09/03

スーパーカセットビジョンに関するメモ

少し遠いハードオフに足を運んでみたところ、付属品無しのスーパーカセットビジョンとソフト9本がかなりお手頃な値段で入手できた。
これ全てバラ売り状態だったのだけれど、まとめて売った方が良かったんじゃないか?

とりあえず遊べるように分解して調べてみたことのメモ書き。

2014/04/19

赤白ファミコンの修理メモ

知人から、「ファミコンが出てきたんだけど、まだ遊べるか調べてくれない?」と言われて、軽い気持ちで引き受けたが、かなりの難産だったのでやったことのメモ書き。

(状況)
  • スプライト・BGともキャラ化けを起こしている。
  • マリオブラザーズで確認すると、最下段床の一部が抜けてしまっている。
    単純なキャラ化けではなくて、プログラムもおかしい(?)
(やってみたこと)
  • カートリッジコネクタの清掃
    接点洗浄剤・復活剤吹いてもダメ。
    #2000番のサンドペーパーで軽くヤスってみてもダメ。
    全てのピンを起こしてみてもダメ。
    ・・・どうやら単純な接触不良ではなさそう。
  • カートリッジコネクタの再ハンダ
    目視ではハンダクラックは見つからなかったが、念のため全てのピンを再ハンダしたがダメ。
  • テスターでの導通確認
    とりあえずは、アドレス・データバスの全数を導通チェックしたが異常なし。
  • SRAMの交換
    ジャンクのアーケード基板にTMM2015が乗っていたので、それと交換してみたがダメ。
  • デマルチプレクサICの交換
    74LS139を交換してみたがダメ。
  • DラッチICの交換
    74LS373を交換したところ、キャラ化けが直る。
(結論)
キャラクター側SRAMのラッチが異常であったことが原因だが、それを追求するまでの過程で困難な方から手を出すダメな例・・・。
安くても良いからロジックアナライザーがあれば、もっと手際良く判断できたのかな?

(その他)
SRAMをICソケット化すると、ケースのカートリッジスロット部分と、イジェクトレバーとのクリアランスがゼロの状態になるので注意・・・まあ、する人もいないと思うけど。

2014/03/02

ColecoVisionのBIOS交換&改造

EPROM27C128が数個入手できたので、念願のColecoVisionのBIOS交換をやってみた。
参考にしたのはこちら。(ここ日本からの接続を時々遮断するみたい・・・)

16KBのEPROMで、オリジナルBIOSと切替できるようにしてみたが、コンポーネント出力化の失敗などで本体が穴だらけになってしまっているので、本体前面の通気スリット(?)の隙間からスナップスイッチのノブを出してみたが、切替しづらくてちょっと失敗・・・。 

BIOSを交換するメリットとしては、ColecoVision起動時のタイトルスクリーンを長々と見なくて済むだけだが、せっかくだから快適化ソース(?)を元にフォントの置き換えでもやってみようかと考えてソースを眺めていたところ、オリジナルBIOSとアドレスは一致するものの、データが少しおかしな感じ。

なんとなく太ゴシックになっているように思えたが、バイナリエディタで移植してエミュレータ上で確認してみたところ、ソースのフォントデータはアタリフォントになっていたみたい。
自分でアタリフォントに変更しようと考えていたが、運が良かったのか悪かったのか・・・。
 悔しいからColecoVisionのロゴも本体のロゴに近づける努力だけやってみた。努力だけ・・・。
 EPROMに焼いて実機でも動作することは確認できたが、それ以外で分った事としてフォント変更するとゲームによって影響が出るものがあるみたい。

例えば、ドンキーコングJrには全く影響が無く、これはゲームのROM側にフォントデータを持っているものと推定。まあ、これは良いだろう。

例えば、ジャイラスはBIOSのフォント変更によってゲーム中のフォントも変わってしまう。 これはBIOSのフォントデータを参照しているものと推定。うん、これも分かる。

例えば、ロックンロープはスコアはBIOSのフォント、他はゲーム側のフォントの様子。
では、アルファベットと数値でフォント参照先が違うのかと思えば、「1UP」の文字はBIOS側のフォントではない。何だこれ?
 
もしかしたら、BIOS側でフォントデータを2重に持っているのかとも考えたが、検索してみても同じデータは見つからず。まあどうでもいいか・・・。

ちなみに、デュアルBIOS化した場合は、ゲーム中に誤ってBIOSを切替してしまってもハングアップはしないみたい。
そうなると、スタートアップスクリーン抜けた難易度選択待ち辺で 、オリジナルBIOSに戻す方が良いかもね。

あとは、わかっているかと思いますが、もちろんBIOSファイルやパッチの配布はしません。
まあ、欲しい人もいないと思うけど・・・。

2014/02/11

今更GBAを買ってみました

ハードオフをフラフラしていたら、電源の入らない初期型ゲームボーイアドバンスのジャンク品が売っていたので、なんとなく買ってみたり。

しかも2台・・・
尚、わたくしゲームボーイ・ゲームボーイアドバンスに関しては、

  • スーパーゲームボーイ
  • スーパーゲームボーイ2
  • ゲームボーイアドバンスSP
  • ゲームボーイミクロ
  • ゲームボーイプレイヤー
  • ニンテンドーDS
・・・と言った具合に多数所有しており、携帯機・据置機ともプレイ環境には全く不自由しておりません。
「ゲーム機をバラしたり、組み立てたりしたい」という、自分の欲望を満たしたいだけで買ってみました。

電源スイッチについて

電源スイッチの可動接点部を上から板バネで押さえる構造で、ON・OFF位置のラッチもスイッチそのものには無し。
また、可動接触子もシングルでなんとなく安っぽい作り・・・。
とりあえず固定接触子側は2000番のサンドペーパーで酸化膜を落としたが、可動接触子側はプラスチック部と金属部が嵌め合い構造になっていて手出しできず。
恐らく、シーソーのような感じになって、摺動による摩耗を軽減させる目的ではないかと考えたが、瞬間接着剤で固定してから接点部を起こして当たりを強くしてみた。

これで電源は入るようにはなったけど、まだ接触が悪くて振ったりするだけで切れてしまったりする。
結局、板バネをマイナスドライバーで押し付けて、無理やり芯を出してみたり。

代替できるような小さいスライドスイッチがあるのかは分からないけれど、何か電子部品を買うときについでに探してみる。

それよりもテレビdeアドバンス買って、据置機にしてみたいな。
今でも入手できるのか知らんけど。

2014/01/29

カセットビジョンに関するメモ(その8)

TMS9928Aのコンポーネント出力化が、まあまあうまくいったのでカセットビジョンのコンポーネント出力化を見直してみた・・・前回が一年前か・・・。

とりあえずY信号を反転させて、R-Y/B-Yは生信号のままTMS9928Aのコンポーネント出力化で作った回路へ入力してみた結果、青みは取れているが色が薄すぎる。
オペアンプでR-Y/B-Y信号を増幅させてみた結果、黄色は発色してくれたが青が発色してくれない。
以前の記事にも書いた気がするが、カセットビジョンに関してはRFモジュレータを通した色しか知るすべがないが、パッケージの通り「与作=黄色」が正しい色なのではないかと思う。
R-Y信号のレベルを変化させてみても、与作には関わっていない感じ。
 それにしても、B-Y信号のレベルを変化させても、青~水色辺りが発色しないので、波形を観察してみた結果・・・何これ・・・。
CH1が反転回路通したY信号、CH2がB-Y信号で、やっぱり別の信号が混ざっている様子。
この信号がTMS9928Aと違って、LM1881Nのバースト/バックポーチ出力で打ち消せない感じ。
カセットビジョンのカートリッジ内CPU(ワンチップマイコン)のタイミングがラフなのでは無いかと考えたが、Y信号もマイコンが生成しているんだし、実際どうなんだろう?
Y信号の反転回路でタイミングがズレてしまっているか??

あとは、どうにかしてB-Y信号の真の値を取り出せばうまくいきそうだけど、良い方法が思いつかず。
B-Y信号を4050辺りに通した出力と差動増幅したら、うまく取り出せるかな??

2014/01/26

TI-99/4Aを入手したのでやってみたこと(その2)

TMS9928A化の続きで、TI-99/4Aのコンポーネントビデオ出力について、やってみたことのまとめ。

元々PAL版はTMS9929Aが載っているらしいが、どうもネット上にある資料の図面がアテにならず、実機(基板番号が1039026-5と表記があるもの)で確認したみたところ、R-YとB-Yについては画像の部分のジャンパー線を切り替えれば外部に信号が取り出せる。
問題はサウンドチップへ供給しているクロックを、どうやって切換するか・・・って初めからTMS9918Aからのクロックは使っていなかった様子。
VDPの脇に10.5MHzの水晶発振子があるので、それを分周して与えているのかな?
ここらへんも資料と違うんだよな・・・。

この空きパターンがクロック回路用と思っていたけど何だろうこれ?

今回Y信号は既設回路から縁切りしなかったが、結構キレイに表示されてると思う。
やっぱり他機種もY信号だけアンプ必要かな?
と言うより、SC-3000のY信号取り出し間違って、アンプ通った信号取り出していたかもしらん・・・
ゲーム内での発色については、RFやコンポジットビデオのぼやけを考えているのかも。
ポパイもマリオ(ジャンプマン)も、別の色で良かったのでは・・・


2014/01/24

TMS9928のコンポーネント出力に関するメモ(その2)

前回の続きで、作った回路を晒してみたり、他のTMS9918Aのゲーム機をTMS9928Aに置き換えてコンポーネントビデオ出力化してみたり。

作成したテスト回路

バッファ部も無ければ、各部品の定数も適当です。

他のゲーム機を表示してみた状況

※ワタクシ液晶モニタへ表示しているので、色の調整は不十分というか参考程度で。

(ぴゅう太)
色については、それなりだと思うが、SC-3000ではみられなかった縦縞ノイズが見られた。
(コレコビジョン)
キャプチャー画像だと解りづらいかもしれないが、青に酷いノイズがのっている。
但し、ノイズ分はB-Yではなく、Y信号に乗っている模様。
GNDのノイズがY信号に影響していると思う。
ゲームによってはあまり気にならないか。

調べてみて解った事と、分からない事

  1. バースト/バック・ポーチ信号について
    コンポジットビデオ信号の、水平同期信号後にカラーバースト信号が乗るタイミングのことのようだ。
    タイミング的には略イコールなので、LM1881Nの出力ではバースト/バック・ポーチとなっていたようだ。
    ということは、B-Y信号にはカラーバースト信号生成するためのトリガみたいな信号が混ぜてあるということ??
  2. TMS9928Aの違い
    使用したTMS9928Aは、TMS9928ANとTMS9928ANLというものを使用したが、Y信号へのノイズ有無などに因果関係は無いようだ。
    違いについては調べてみたが、詳細はよく分からず。
    温度仕様などが違うんじゃないかという情報もあるが、どうなんだろ?
    リードの長さはTMS9928ANLの方が長い。基板直付とICソケット用か??
  3. バッファアンプの有無
    今のところ液晶モニタとXRGB-miniへの入力で表示できることを確認したが、恐らく受信機器の入力マージンにすがっていると思う。
    ただし、ゲーム機本体内のアンプ部と切り離してTMS9928Aの映像生信号取り出し、かつ作成した回路は使いまわししているのに、ノイズ発生有無は何が影響しているんだろう?
    VDPへのパスコンは、SC-3000以外の機種では取付けされていないようだが、ここらへんも一因か。


(追記)
ぴゅう太の縦縞ノイズは、Y信号とGND間に、330pFのセラミック・コンデンサを入れることで軽減したが、コレコビジョンでは変化なし。

2014/01/20

TMS9928のコンポーネント出力に関するメモ

SC-3000をTMS9928Aに置き換えて、なんとなく回路を作っていたら偶然にもコンポーネントビデオ出力化ができた。
色味は未調整なので、かなりえげつない発色しているが、黄色も青も出たみたい。
・・・ただし、何故できたのか本人がさっぱり理解しておらず。

(疑問なところ)
  1. TMS99系の映像信号
    データシートによると、ソースフォロアとなっているから負荷を接続してあげないといけないと思うが、プルダウン抵抗は何Ωにしたら良いのか?
    データシートの英文では、(訳を間違っていなければ)330Ω推奨となっているが、模式図や、参考データでは470Ω抵抗を接続となっている。
    他のTMS9918A,9928A,9929Aを使ったゲーム機などでは、調べて観た限りでは、

    ・コレコビジョン:390Ω R-Yのみ1kΩ(?)
    ・TI-99/4A,SC-3000,ぴゅう太:560Ω

    ・・・この2種類しか見つからず。
    プルダウン抵抗の値を変えてみても、映像そのものには影響ないようだが?

    また、バッファアンプはいらないのかもしれない。
    SC-3000は、元々TMS9918Aのコンポジットビデオ出力用に、トランジスタでアンプが作られており、TMS9928Aに置き換えするとY信号がアンプを通ることになるが、アンプを通さず直結でも特に映像が不安定になることはなさそう。
    (XRGB-miniに接続した場合と、液晶モニタに直接接続した場合で確認。)
  2. B-Y信号について
    オシロスコープでB-Y信号を確認すると、例えばスターフォースのタイトル画面や大陸のタイル部分が表示されると、B-Y信号は正電圧の方向に振れることから、やっぱりB-Y信号が「大」で青なのは正しい様子。

    ならば、そのままB-Y信号を受信機器に接続した場合に、画面が真っ青になったのは何故かというのが分からない。
    ここらへんが、海外のオールドゲーム機フォーラムでも、「何故?何故?」となっていた様子。

    その言及の中で、「B-Y信号をポテンショメーターで絞ったんだから、B成分と一緒に-Y成分も小さくなったのではないか?」「ならば、-Y成分を大きくするために、B-Y信号とY信号を差動増幅したらどうか?」・・・というものがあった。(訳が間違っていなければ。)
    但し、これをやると色の調整が綱引き状態になってしまって非常に困難。

    もうひとつの疑問が、B-Y信号の負電圧側にチラチラとヒゲ状の信号が出ていて、これが無くなると黒が青として発色してしまう現象が無くなる様子。
    これがそもそもB-Y信号の発色方向を誤ったきっかけ。
    波形をよく観察してみると、同期信号みたいな感じだが何だコレ?

    (ch1がB-Y,ch2がY)
    もしかしたら、カセットビジョンもこの信号が含まれていたのかもしれない。要確認。
  3. B-Y信号の「ヒゲ」の取り方
    Y信号をLM1881Nに通して得た複合同期と、B-Y信号を差動増幅してみようと思ったが、誤って5番ピンのバースト/バック・ポーチ出力をオペアンプの反転入力側に入れてしまったら、これがうまくいった。(複合同期信号ではダメ)

    ・・・バースト/バック・ポーチ信号って何?^q^
    ※回路図は後で晒します
とりあえずはテスト用にユニバーサル基板で回路を作ってみて、他のTMS99系のゲーム機のテストと、結果次第でカセットビジョン自作再開してみる。

2014/01/13

TMS9928辺りの色差信号に関するメモ

TI-99/4Aについてダラダラとネットで調べていたら、PAL版(VDPがTMS9929)のコンポーネントビデオ出力に関する言及を見つける。
<リンク>

リンク先の機械がどのようなものかは分からないが、 過去に自分で実験してみた限りでは、どうしても映像が青っぽくなってしまう事と、黄色~オレンジ辺りの色が綺麗に発色してくれない問題があって諦めた・・・と言うか途中で飽きてしまった。

但し、アンプ類全く通さないでモニター等へ入力させた事はなかったので、SC-3000のVDPをTMS9928に置き換えて、映像調整のためにFRAME MEISTERに直接突っ込んでみた。

(補足)
SC3000は元から本体内にビデオ信号(TMS9928におけるY信号)のバッファ回路がある。
R-Y,B-Y信号は改造分なのでVDP直結。

その結果、映像そのものは綺麗に表示できたが、やっぱりFRAME MEISTERの調整では青さが取れない。
前述のリンク先の装置が、内部でRGB変換後の各値を調整可能なのであれば、多分満足する結果が得られるのかもしれないが、FRAME MEISTERはそれができない。
XRGB-3辺りだとできたような気がするが、どうだったかな?

R-Y,B-Yにそれぞれ1kΩのポテンショメーターを入れて、もう少し調整するとこんな感じ。
多少青っぽさが解消したが、黄色っぽい色が綺麗に発色していない。
遊ぶ分にはこの程度でも十分だが、なぜ青っぽくなって黄色が発色しないのかが理解できないので、もう少し調べてみた。

その結果、印刷業界や製紙業界などで使う色差測定計の「L*a*b」による色の表現方法を解説しているページが非常にわかりやすくて役に立った。
<リンク>

これによると、
  • L:(小)黒 ~ (大)白 ← Y信号に相当。OK
  • a:(小)緑 ~ (大)赤 ← R-Y信号に相当。OK
  • b:(小)青 ~ (大)黄 ← B-Y信号に相当・・・えっ!!
・・・そもそも色差信号について勘違いしていたな。

てっきりB-Y信号が大きすぎるから映像が青くなると思っていたが、実際は「下限(青レベル)を下回っていた」のが原因で、ポテンショメータでB-Y信号の電圧振幅を絞ると範囲内に収まるから青さは無くなるが、上限(黄レベル)には届いていないので黄色は綺麗に発色なかったということか。

ならば、B-Yに(R-Yも?)適当なバイアス電圧を与えてあげればもっと綺麗に発色してくれるのだろう。多分。

まあ、F18Aボードを導入すればTMS99系の機械はどうでも良いレベルの話なんだけど、これが可能になるとカセットビジョンや、カラーTVゲームシリーズなどもコンポーネントビデオ出力化できるんだよな。

それこそ、どうでも良い話なのかもしれないけどね・・・。


(追記)
バイアス電圧関係無いっぽい。画面全体の青っぽさは、B-Y信号をクランプすると取れることから、信号の大小での色の方向はあっていると思う。
ただ、黄色が発色してくれないのは解決せず。波形の操作って難しいね・・・。

(追記2)
B-Y信号の大小による色の方向について疑問に感じてきた。
オペアンプで差動増幅回路を組んで、B-YとYの差を増幅すると良い傾向になる様子。
なんとなく、B-Y信号をポテンショメータで絞ると、「-Y」の部分も小さくなるから、その分を補正してあげればと考えたが、結果としてどうなんだ?
やっぱり、(小)黄色~(大)青になりはしないか??
う~ん、う~ん・・・

TI-99/4Aを入手したのでやってみたこと

海外オールドPCであまり語られることのない、(恐らく)不人気なTI-99/4Aが欲しくて、ビデオケーブルとジョイスティック無しのものを入手してみました。

TI-99/4Aはいくつかのバリエーションがあるようだけど、入手したのはオーソドックスなシルバーのもの・・・って、写真ではわからなかったけど塗装じゃなくて、アルミが被せてあったんだな。
入手したものは隅のほうに何か物をぶつけた痕があるが、気にしない、気にしない。
前のオーナーさんは箱に入れて保管してくれていた様子で、汚れも殆ど無い状態だから水洗いはしない。錆びそうだしね。
それよりも僕、豪雪地帯に住んでいるので、ボディーが冷たくてかなわないです。

とりあえず通電確認して、コンポジットビデオケーブルの製作に入ったが、ここからがドハマり。
事前にTI-99/4Aに関する資料を扱っている海外サイトを見つけてはいたが、そこにあったサービスマニュアルの回路図が実機と違っていたみたい。

回路の細部が異なるくらいなら、基板のバージョン違いなんだと思うが、ピンアサインが違うということはどういうことなのか?

とりあえず、他のサイトにあったピンアサインを参考にして正常動作することを確認。
ぴゅう太の兄弟機(?)だけあって、タイトル画面もそれっぽい。
コントローラー回路は、ぴゅう太とは異なるようなので、MSXのコントローラーを両方に使えるような変換器を作った。
これもサービスマニュアルのピンアサインと違ってたんだよな・・・。
ちなみに、ぴゅう太は2ボタン、TI-99/4Aは1ボタンなので、TI-99/4AのみATARIやマスターシステムのコントローラーも使える。
メガドライブは、両方とも本体からの5V供給が無いので使用不可。

作った回路はこんなもの。検図はしていません・・・。
ゲームで遊んでみた感想としては、サウンドは性能が乏しいので少しさみしいが、コントローラーのレスポンスが非常に良くて満足。
ドンキーコングは50m面も入っていたり、ポパイはビンを投げるババアがいたりと、80年代初頭のアーケード移植作品が遊べる機種としては、良い機種ではないかと思う。
もしも、ぴゅう太がTI-99/4Aの日本版として売りだされていたら、違ったゲームの歴史が生まれていたかもね。

さすがにファミコンと比べてしまうと、移植度を取るかサウンド・グラフィック性能を取るか非常に悩ましいが、ゲームを遊んでみた個人的な感想としては、ファミコン≧TI-99/4A>コレコビジョンのように感じた。
まあ、ドンキーコング辺りの古いゲームについてはだけど・・・ファミコンはやっぱりバケモンだわ。

今後の予定としては、
  1. 電源アダプターのコレコビジョンとの共用化
    コネクタ形状はコレコビジョンと同一だが、TI-99/4Aのアダプターは入力AC120V,出力AC18VとAC8.5Vとなっていて、本体内でDC12VとDC±5Vに変換している。
    アダプター自体は両方ともバカくて気に入らないが、TI-99/4A本体内の電源回路基板がやけに薄っぺらで心もとない。
    何かあった時にトランス探すよりも、直流電源装置の方が入手性も良いし、電源基板は撤去すべきか。
  2. コンポーネント出力化
    TMS9918を使ったゲーム機のTMS9928化を再開してみたが、ものになりそうな手応え。
    メイン基板を確認してみたところPAL版と共通基板のようで、TMS9918はソケット化してあり、その脇にクロック生成回路と思われる空きパターンもあった。
    SC-3000と同じ方法で大丈夫そう。
    ※TMS9928に置き換えてコンポーネントビデオ出力化してみたが、この空きバターンはクロック用ではなかった。
 前のオーナーさんありがとう!大切にします!!


(追記)
MSXのコントローラー変換回路のPLAYER1,2が逆かもしれないので要調査。
TI-99/4AのフロッガーがPLAYER2側でないと無いと遊べなかった。

(追記というか駄メモ)
ツイッターのフォロワーさんから、「TIのコントローラーがぴゅう太に使えるか気になりますね。」というコメントをもらい面白そうだから調べてみたが、変換コネクタ作ればぴゅう太とTIのコントローラーを相互に使うことは出来る…けど、TIのコントローラー1ボタンだった。

と言うか、新たに調査してみたけれど、この記事書いた時に調べてあったんだよな。
回路図の右半分が変換コネクタ相当になります。
有用な人はいないでしょうが…。

2014/01/03

FRAME MEISTERとメガドライブ


メガドライブのRGB信号をFRAME MEISTERへ入力すると、相性の問題か映像にノイズが入ったり、同期信号を見失うのか突然画面が消えてしまったりすることを解消できないかやってみたことのまとめ。
  1. メガドライブの仕様とFRAME MEISTERの設定
    • メガドライブはVA4基板のもの。
      RGBエンコーダは(確か)CXA1145・・・分解してまで確認していません。
    • FRAME MEISTERの同期LEVEL設定は20~25辺りで安定傾向だが、突然画面が消えたりする。
  2. RGBアンプに通してみる。
    • FRAME MEISTERの同期LEVEL設定は25~28辺りで安定傾向だが、突然画面が消えたりする。
    • ちなみにRGBアンプは昔ベーマガに載っていたマークⅢ用のもの。
      全然関係ないけど、自分で初めて電子工作した思い出深い回路。
      今でも現役で使っています(笑)
      <参考:SMS Power!>
  3. CXA1145のデータシート通り、同期信号に75Ω抵抗と470uFコンデンサを取付。
    • ついでにRGB各信号にも75Ω抵抗と100uFコンデンサを取付。
    • FRAME MEISTERの同期LEVEL設定は25で安定。
      手持ちのゲーム全てで試した訳ではないが、突然画面が消えることも解消したみたい。
    • どちらかと言えばコンデンサの力なのではないかと思うが、アンプにも入っていたのに何故?
  4. 上記の回路に500Ωの可変抵抗をつけて、同期信号を分圧。
    • FRAME MEISTERの同期LEVEL設定は殆ど下げられなかった。
      ・・・よく考えたら、これ意味無いよな。

とりあえずは、同期LEVELは調整すべきものとして割り切って考えるが、メガドライブの基板バージョン(RGBエンコーダ)の違いで、結果が異なるのではないかと思う。

まあ、メガドライブはもう買わないとは思うが・・・多分・・・


(追記)
ツイッターで教えてもらったが、XSYNC-1通すと安定するみたい。
とりあえずダライアスⅡでチェックしてみたが、VA4基板のメガドライブ直結だとFRAME MEISTERの同期レベルを上げないと表示できなかったものが、XSYNC-1通すと初期の同期レベルでも表示できることが確認できた。

俺の貴重なお正月休みは一体なんだったの・・・

(2015.4.9追記)
別の事でVA表記無しのメガドライブを調べていたら、C-SYNCはCXA1145の出力(11ピン)からではなくて、入力(10ピン)を分岐して取り出している様子。
パターンカットしてCXA1145の11ピンからC-SYNCを取り出すことによって、XSYNC-1無しでもFRAME MEISTERの同期レベル初期値で安定して映像を表示できるようになったみたい。